若木の下で笠を脱げ
読み方
わかぎ の した で かさ を ぬげ意味
若い人や未熟に見える人でも、将来は大きく成長して立派な人物になる可能性があるのだから、軽んじたり侮ったりしてはいけないという戒め。今は目立たない相手にも敬意を払い、将来性を認めよという意味。由来
若木は今は小さくても、やがて大木となって人に陰を与える存在になる。その若木の下でも笠を脱いで敬意を示せ、という比喩から生まれたことわざ。成立時期は不詳だが、近世以降の俚諺・教訓的表現として伝わったと考えられる。備考
やや古風で日常会話ではあまり多用されない。若者を励ますより、年長者や先輩に対して「若い人を侮るな」と戒める文脈で使われやすい。例文
- 新人だからといって雑に扱ってはいけない。若木の下で笠を脱げというように、将来の中心人物になるかもしれない。
- あの若手研究者の発想を笑う人もいるが、若木の下で笠を脱げだ。十年後には第一人者になっている可能性がある。
- 部下の意見でも真剣に聞くべきだよ。若木の下で笠を脱げという教えを忘れてはいけない。
- まだ経験の浅い職人だが、筋がいい。若木の下で笠を脱げと思って、師匠も丁寧に育てている。
- 学生の発表だからと油断していたら、鋭い指摘を受けた。まさに若木の下で笠を脱げである。
類義語
- 後生畏るべし
- 若い者は侮り難し
- 栴檀は双葉より芳し
- 出藍の誉れ
対義語
- 若い者と侮る
- 後進を軽んずる