花発いて風雨多し
読み方
はな ひらいて ふうう おおし意味
花が咲くころには風雨が多く、せっかく咲いた花が散らされやすいということから、よいことやめでたいことには邪魔や災いが起こりやすい、また人生には楽しい出会いがあっても別れや不運がつきものだ、というたとえ。由来
中国・唐代の詩人、于武陵(うぶりょう)の五言絶句「勧酒」にある句「花発多風雨、人生足別離」に由来する。成立は唐代、9世紀ごろとされる。日本では漢詩の教養を背景に、人生の無常や好事に妨げが多いことをいう表現として用いられるようになった。備考
漢詩由来の雅語的表現で、日常会話ではやや硬い。現代では「月に叢雲花に風」「好事魔多し」のほうが一般的に使われる。例文
- 新しい店が評判になったとたん近くで道路工事が始まり、花発いて風雨多しとはこのことだと思った。
- 念願の昇進が決まった直後に大きなトラブルを任され、まさに花発いて風雨多しだ。
- 二人の結婚が決まって皆が喜んでいたのに、転勤の話が出るとは、花発いて風雨多しだね。
- 大会で優勝した翌日に主力選手がけがをするなんて、花発いて風雨多しで、喜びも長くは続かなかった。
- 事業が軌道に乗り始めた時期こそ油断できない。花発いて風雨多しというように、思わぬ妨げが起こるものだ。
類義語
- 月に叢雲花に風
- 好事魔多し
- 花に嵐
- 寸善尺魔
- 佳人薄命
対義語
- 順風満帆
- 万事順調
- 好機逃すべからず