花は桜木人は武士
読み方
はな は さくらぎ ひと は ぶし意味
花の中では桜がいちばん美しく、人の中では武士が最も立派だという意味。各分野には代表的・理想的なものがあることを表し、特に武士の潔さ・気品・勇ましさをたたえる言葉として用いる。転じて、その種類で最上のものを示すたとえにもなる。由来
正確な初出は未詳。室町時代末から江戸初期(16~17世紀ごろ)には、最上のものを並べて称える言い回しが広まり、『花は桜木、人は武士、柱は檜、魚は鯛』のような長い形でも伝わった。桜を花の代表、武士を人の理想像とみる中世~近世の美意識が背景にある。備考
武士を理想的人物としてたたえる、身分制社会の価値観を反映した古い表現。現代では比喩や引用として使われることが多く、日常会話ではやや文語的・古風に響く。例文
- 祖父は「花は桜木人は武士」と言って、潔く生きることの大切さをよく語っていた。
- 彼の責任の取り方は、まさに花は桜木人は武士という言葉にふさわしい見事さだった。
- 時代劇の解説で、武士道の理想を示す表現として花は桜木人は武士が紹介されていた。
- 桜並木を眺めながら、先生は「花は桜木人は武士というが、昔の人は桜に特別な美を見たのだ」と話した。
- 現代では古風な言い回しだが、花は桜木人は武士には日本の美意識がよく表れている。
類義語
- 花は桜木、人は武士、柱は檜、魚は鯛
- 花は桜木
- 人は武士