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花は桜木人は武士

読み方

はな は さくらぎ ひと は ぶし

意味

花の中では桜が最もすぐれ、人の中では武士が最もりっぱだ、という価値観を表すことわざ。転じて、物事にはそれぞれ代表として第一に挙げられるものがある、または最良のものを選び取るべきだ、という意味でも用いられる。

由来

成立年代は明確ではない。桜を愛でる風習が定着した中世以降の日本で、武士が社会の中心勢力となった鎌倉〜江戸期の価値観を背景に広まったとされる。江戸時代の文献・俗諺集などに見え、武士道的な理想像と桜の美の象徴性を並べて称揚した表現と考えられる。

備考

武士を最高とする表現のため、現代では歴史的価値観として引用・比喩的に使うと無難。後半を「人は武士」と略して言うこともある。

例文

  • 花は桜木人は武士と言うし、潔く筋を通す生き方に憧れる。
  • 祖父は『花は桜木人は武士』が口癖で、何事も正々堂々としろと教えてくれた。
  • この店の名物はやはりこれだね。花は桜木人は武士、看板商品は一本勝負だ。
  • 彼の決断は早くて迷いがない。まさに花は桜木人は武士だ。
  • 武士の時代じゃないけれど、花は桜木人は武士の精神で責任を果たしたい。

類義語

  • 花は桜木男は武士
  • 人は武士
  • 武士は食わねど高楊枝

対義語

  • 人は心
  • 花より団子

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