芋の煮えたも御存じない
読み方
いも の にえた も ごぞんじない意味
料理の基本の一つである芋が煮えたかどうかさえ分からない、ということから、家事や世事にうとく、経験が浅くて世間知らずであることをあざけっていう言い方。特に、裕福な家で大事に育てられた人についていうことが多い。由来
江戸時代後期(18〜19世紀ごろ)にはすでに使われていたとされますが、正確な初出ははっきりしません。日常的な食べ物である芋の煮え具合さえ分からない、というたとえから、家事の経験がなく世間にも疎い人を皮肉って言ったのが由来です。備考
古風で、相手を見下す響きの強い表現です。現代では日常会話より文章や時代物で見かけやすく、特に女性に向けて使うと失礼になりやすいです。例文
- 彼女は芋の煮えたも御存じない箱入り娘として育てられた。
- 新入社員を芋の煮えたも御存じないと言って笑うのはよくない。
- あの若旦那は芋の煮えたも御存じないふうで、商売の苦労を知らない。
- 祖母は、昔の私は芋の煮えたも御存じない娘だったとよく振り返る。
- 彼を芋の煮えたも御存じない世間知らずだと決めつけるのは早計だ。
類義語
- 世間知らず
- 箱入り娘
- 温室育ち
- 苦労知らず
- 浮世離れ
対義語
- 世慣れている
- 世故にたける
- 苦労人
- しっかり者