色男金と力はなかりけり
読み方
いろおとこ かね と ちから は なかりけり意味
容姿のよい男性は、とかく金銭的な余裕や腕力・実行力には恵まれないものだ、という意味。美男をからかう調子で、見た目のよさと財力・力強さは必ずしも両立しないことをいう。由来
江戸時代中期(18世紀ごろ)の川柳として広まった表現とされる。五・七・五の形で、「なかりけり」は古語の詠嘆的な言い回し。正確な初出年や作者は未詳だが、江戸の洒落や風刺の文化の中で定着した。備考
現代では容姿や性別への決めつけに聞こえる場合があるため、冗談でも相手や場面に注意。古風で川柳調の言い回し。例文
- 彼はモデルのように格好いいが、財布はいつも空っぽで、まさに色男金と力はなかりけりだ。
- 見た目だけで結婚相手を選ぶと、色男金と力はなかりけりということもあるよ。
- 彼女たちは彼を取り合っていたが、引っ越しの荷物を一つも運べず、色男金と力はなかりけりと笑われた。
- あの俳優は二枚目役が似合うが、役柄ではいつも頼りなく、色男金と力はなかりけりを地で行っている。
- 友人は彼を『色男金と力はなかりけりだから、顔だけで判断するな』と冗談めかして言った。
類義語
- 色男には金と力がない
- 男前は金も力もない
対義語
- 才色兼備
- 文武両道
- 色男金も力もあり