艱難汝を玉にす
読み方
かんなん なんじを たまにす意味
苦労や困難は、その人を鍛え、人格や能力を磨いて立派な人物にするという意味。つらい経験を単なる不幸と見るのではなく、成長の機会として前向きに捉えるときに用いられる。由来
西洋の格言 “Adversity makes a man” などに通じる内容を、漢文調の日本語で表したものとされる。日本での定着は明治期以降と考えられるが、正確な初出年は不詳。備考
「汝」は古風な二人称で、全体に文語的・格言的な響きがある。日常会話よりも励ましや訓示、文章で使われやすい。例文
- 新人時代の失敗続きはつらかったが、艱難汝を玉にすで、今の実力につながっている。
- 留学中の孤独や苦労も、艱難汝を玉にすと思えば乗り越えられる。
- 会社の危機を経験した彼は、艱難汝を玉にすという言葉どおり、頼れるリーダーになった。
- 受験に失敗したからといって終わりではない。艱難汝を玉にすだよ。
- 厳しい訓練に耐えた選手たちは、艱難汝を玉にすを体現するように大きく成長した。
類義語
- 苦労は買ってでもせよ
- 若い時の苦労は買ってでもせよ
- 逆境が人を育てる
- 試練は人を磨く
対義語
- 温室育ちは弱い
- 安逸は人を弱くする