良農は水旱のために耕さずんばあらず
読み方
りょうのう は すいかん の ため に たがやさずんば あらず意味
すぐれた農夫は、洪水や日照りが起こるかもしれないからといって耕作をやめたりはしない、という意味。困難や不利な状況が予想されても、自分の務めや努力を怠ってはならない、また本当に力のある者は外的条件を言い訳にしないことを説くことわざ。由来
中国戦国時代末期(紀元前3世紀ごろ)の思想書『荀子』修身篇に見える「良農不為水旱不耕」に由来する漢文訓読調の表現。水害や干害を理由に農事をやめない良農の姿を、君子が貧窮などで道を怠らないことのたとえとして述べたもの。日本には漢籍の受容を通じて伝わった。備考
漢文訓読調で非常に硬い表現。日常会話ではまれで、文章・講話・教訓的文脈に向く。「水旱」は洪水と日照りの意。例文
- 新規事業の先行きが不透明でも、調査と準備を続けるべきだ。良農は水旱のために耕さずんばあらずというだろう。
- 景気が悪いからといって社員教育をやめるのは短絡的だ。良農は水旱のために耕さずんばあらずの精神が必要だ。
- 大会が延期になる可能性はあるが、良農は水旱のために耕さずんばあらず、練習を怠ってはいけない。
- 研究費が減った今こそ、基本実験を丁寧に積み重ねたい。良農は水旱のために耕さずんばあらずだ。
- 市場が荒れているから開発を止めるのではなく、できる改良を続けよう。良農は水旱のために耕さずんばあらずというものだ。
類義語
- 継続は力なり
- 石の上にも三年
- 初志貫徹
- 雨にも負けず風にも負けず
対義語
- 三日坊主
- 易きに流れる
- 途中で投げ出す