船に刻みて剣を求む
読み方
ふね に きざみて けん を もとむ意味
状況が変わっているのに、昔のやり方や古い基準にこだわって物事を処理しようとする愚かさをいう。変化に応じて考え方や方法を改めなければ、目的は達成できないという戒め。由来
中国の古典『呂氏春秋』察今篇にある故事に由来する。戦国時代末期、紀元前239年ごろに編まれた書物で、楚の人が舟から剣を落とし、舟べりに印を刻んで後からその場所の下を探したが、舟は動いているため見つからなかったという話による。備考
標準的には「舟に刻みて剣を求む」とも書く故事成語。日常会話より文章語・評論調で使われ、「刻舟求剣」という四字熟語形もよく用いられる。例文
- 十年前の成功例をそのまま使うなんて、船に刻みて剣を求むようなものだ。
- 市場が大きく変わったのに昔の販売方法に固執するのは、まさに船に刻みて剣を求むだ。
- 彼は以前の規則だけを根拠に判断しており、船に刻みて剣を求むとの批判を受けた。
- 技術が進歩しているのに古い手順を守るだけでは、船に刻みて剣を求む結果になる。
- 状況を見ずに過去のデータだけで決めるのは、船に刻みて剣を求むというものだ。
類義語
- 刻舟求剣
- 旧態依然
- 前例踏襲
- 杓子定規
- 守株
- 株を守る
対義語
- 臨機応変
- 時宜を得る
- 時勢に応じる
- 変化に対応する