腹を読む
読み方
はら を よむ意味
相手が表に出していない本心・真意・たくらみなどを、言動や状況から推し量って見抜くこと。直接言われたことだけで判断せず、裏にある意図を読むという意味で用いる。由来
「腹」は古くから心・本心(腹の内)を表す語で、「読む」は文字を読む意から転じて「意味や意図を汲み取る」の意。両者が結びつき「腹を読む=本心を読み取る」となった。成立年代は特定しにくく、江戸期以前からの用法とされるが、正確な年・初出は不明。備考
「腹の内=本心」を読む意。やや策略的・駆け引きの文脈で使われやすい。口語では「相手の腹を読む」。名詞化して「腹読み」とも言う。例文
- 彼は笑っていたが、私はどこか不満げな腹を読んだ。
- 交渉では相手の腹を読んで、こちらの条件を小出しにした。
- 上司の言い回しから、早めに動けという腹を読んだ。
- 腹を読むばかりで確認しないと、誤解が大きくなる。
- 彼女の沈黙の腹を読もうとして、つい顔色をうかがってしまった。
類義語
- 腹を探る
- 胸の内を探る
- 真意を探る
- 心中を推し量る
- 腹の底を読む
対義語
- 腹を割る
- 腹を見せる
- 本音を言う