腹が減っては戦ができぬ
読み方
はら がへっては いくさ ができぬ意味
空腹では気力も体力も出ず、物事(特に大事な仕事や戦い)は成し遂げられないということ。まず食事など生活の基盤を整えることが先決だ、という教えにもなる。由来
戦(いくさ)には兵の体力・士気を支える兵糧が不可欠で、空腹では戦えないという実感から生まれた言い回し。成立の正確な年代は不明だが、近世以前から口語的に用いられ、江戸期の庶民語としても広まったとされる。備考
「戦」は慣用読みで「いくさ」。比喩として仕事・勉強などにも広く用いる。やや口語的で、場を和ませつつ休憩や食事を促す言い方として便利。例文
- 徹夜で資料を作る前に、腹が減っては戦ができぬから何か食べておこう。
- 会議が長引いて皆いら立ってきたので、『腹が減っては戦ができぬ』と昼休憩を提案した。
- ダイエット中でも、試験当日は腹が減っては戦ができぬと思って朝食を取った。
- 現場作業は体力勝負だ。腹が減っては戦ができぬ、まず弁当を食べてから始めよう。
- 子どもが機嫌悪く泣き出したので、腹が減っては戦ができぬとミルクを用意した。
類義語
- 腹が減っては軍(いくさ)ができぬ
- 腹が減っては仕事にならぬ
- 兵糧なくして軍は動かず
- 空腹では力が出ない
- 食うために働く
対義語
- 腹がふくれては戦ができぬ(※一般的な対句としては定着していない)
- 衣食足りて礼節を知る(※対義というより対照)