脛に傷持てば笹原走る
読み方
すね に きず もてば ささはら はしる意味
人に知られたくない過去の過ちや弱みがあると、何気ないことにもおびえたり、必要以上に隠れたり逃げたりするという意味。後ろめたいことのある人は、少しの刺激や疑いにも敏感に反応する、というたとえ。由来
脛に傷がある人が笹原を走ると、笹の葉や茎が傷に触れて痛むことから、弱みややましい点を持つ人ほど物事に過敏になることをたとえたもの。成立年代は未詳だが、近世以降のことわざとして伝わる表現とされる。備考
「脛に傷を持つ」より古風でことわざ調の表現。日常会話ではやや硬く、批判的・皮肉な文脈で使われることが多い。例文
- 彼は会計の話になると急に黙り込む。まさに脛に傷持てば笹原走るだ。
- 昔の不正を知られたくないのか、彼女は些細な質問にも過剰に反応した。脛に傷持てば笹原走るというものだ。
- 何も悪いことをしていないなら堂々としていればいい。脛に傷持てば笹原走るような態度は、かえって疑われる。
- その政治家は過去の献金問題を持ち出されるたびに話題を変える。脛に傷持てば笹原走るとはこのことだ。
- 社員全員への確認メールに、彼だけが慌てて弁明してきたので、脛に傷持てば笹原走るのだろうと思われてしまった。
類義語
- 脛に傷を持つ
- 痛くもない腹を探られる
- 疑心暗鬼を生ず
- 盗人猛々しい
- 後ろ暗いところがある
対義語
- 泰然自若
- 痛くもない腹を探られる筋合いはない