老驥櫪に伏すとも志千里に在り
読み方
ろうき れきに ふすとも こころざしは せんりに あり意味
年老いた名馬が馬小屋につながれていても、なお千里を駆ける志を失わないという意味。転じて、人は老いても大きな理想や意欲を持ち続けること、また年齢にかかわらず志が高く衰えないことをいう。由来
中国・後漢末の武将、曹操の詩「歩出夏門行」の一篇「亀雖寿」に見える「老驥伏櫪、志在千里」に由来する。成立は建安年間、3世紀初め頃とされる。「驥」は一日に千里を走る名馬、「櫪」は馬小屋の飼い葉桶・馬屋を指す。日本では漢文訓読により「老驥櫪に伏すとも志は千里に在り」と読まれ、ことわざとして用いられる。備考
文章語・格調高い表現で、日常会話よりスピーチ、評論、人物評などに向く。「驥」「櫪」は難字のため、仮名交じりで書かれることが多い。例文
- 八十歳を過ぎても新しい研究に挑む先生を見ると、まさに老驥櫪に伏すとも志千里に在りだと思う。
- 定年後に起業した父は、老驥櫪に伏すとも志千里に在りとばかりに、毎日楽しそうに働いている。
- 年齢を理由に夢をあきらめる必要はない。老驥櫪に伏すとも志千里に在りというではないか。
- 引退した名監督が若手の育成に情熱を注ぐ姿は、老驥櫪に伏すとも志千里に在りそのものだ。
- 彼女は古希を迎えてから海外留学を決めた。老驥櫪に伏すとも志千里に在りを体現する行動だ。
類義語
- 老いて益々盛ん
- 老当益壮
- 壮心已まず
- 生涯現役
- 烈士暮年、壮心已まず
対義語
- 年寄りの冷や水
- 老いの木登り
- 老いては子に従え