老いては子に従え
読み方
おいては こに したがえ意味
年を取って判断力や体力が衰えたら、意地を張らず、成長した子どもや若い世代の意見に従うのがよいという意味。経験だけに頼らず、時代に合った考えを受け入れるべきだという戒めにも使われる。由来
古代中国の儒教的な倫理観「三従」のうち、夫の死後は子に従うという考えに由来するとされる。日本で現在の形のことわざとして定着した時期は不詳だが、近世、少なくとも江戸時代には広く用いられていた。備考
現代では、年長者に無条件の服従を求める言い方ではなく、若い世代の意見を柔軟に受け入れる文脈で使うのが自然。古風・説教調に響くこともある。例文
- スマートフォンの設定は孫のほうが詳しいので、老いては子に従えと思って任せた。
- 父は最初反対していたが、老いては子に従えと言って同居を受け入れた。
- 会社の新しい方針について、会長は老いては子に従えと若い社長の判断を尊重した。
- 一人暮らしを続けたい気持ちは分かるが、体調を考えると老いては子に従えだよ。
- 母は旅行の予約を娘に任せ、『老いては子に従えね』と笑った。
類義語
- 老いては子に従う
- 負うた子に教えられて浅瀬を渡る
- 年寄りは若い者に任せよ
対義語
- 亀の甲より年の功
- 老いたる馬は道を忘れず
- 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない