老いたる馬は道を忘れず
読み方
おいたる うま は みち を わすれず意味
年老いた馬でも、かつて通った道は忘れないということから、経験を積んだ人は年を取っても物事の要領や判断を失わず、頼りになる知恵を持っているというたとえ。由来
中国の故事成語「老馬識途」に由来する。春秋時代、斉の管仲が道に迷った際、老馬を放って帰路を見つけたという話が『韓非子・説林上』(紀元前3世紀ごろ成立)に見える。日本ではこれを訓読風にことわざ化したもの。備考
高齢者や経験者への敬意を表す文脈で使う。相手に直接言うと年齢を強調して失礼に響く場合があるため注意。例文
- 新しい機械に戸惑ったが、故障の原因を見抜いたのはベテランの技師だった。まさに老いたる馬は道を忘れずだ。
- 父は引退して久しいが、山道の歩き方は誰よりも詳しい。老いたる馬は道を忘れずというものだ。
- 若手だけで進めた企画が行き詰まり、元部長の助言で解決した。老いたる馬は道を忘れずだね。
- 祖母は昔ながらの保存食の作り方を正確に覚えていて、老いたる馬は道を忘れずだと感心した。
- 経験者の意見を聞かずに失敗した。老いたる馬は道を忘れずと言うし、次は先輩に相談しよう。
類義語
- 亀の甲より年の功
- 老馬の智
- 老馬道を知る
- 烏賊の甲より年の功
対義語
- 麒麟も老いては駑馬に劣る
- 昔千里も今一里