罪を憎んで人を憎まず
読み方
つみ を にくんで ひと を にくまず意味
犯した過ちや罪は厳しく非難すべきだが、それを犯した人間そのものまで憎んではならないという意味。人は反省し、改める可能性があるため、行為と人格を分けて考えるべきだという戒め。由来
中国の儒教文献『孔叢子』刑論にある「君子は其の罪を悪んで其の人を悪まず」に由来するとされる。『孔叢子』の成立年代は諸説あり不明だが、漢代ごろ(紀元前2世紀〜紀元2世紀頃)とされることが多い。備考
犯罪や不祥事への寛容を無条件に求める言葉ではない。責任追及と人格否定を分ける文脈で使う。例文
- 彼のしたことは許されないが、罪を憎んで人を憎まずの気持ちで更生を見守りたい。
- 部下の失敗を責めるより、罪を憎んで人を憎まずで原因を一緒に考えよう。
- 謝罪した友人に対して、私は罪を憎んで人を憎まずという態度を取ることにした。
- 教育の場では、罪を憎んで人を憎まずの姿勢が大切だ。
- 彼女は厳しく注意したが、罪を憎んで人を憎まずで、相手の人格までは否定しなかった。
類義語
- 罪を憎みて人を憎まず
- 咎を憎んで人を憎まず
対義語
- 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い