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縁なき衆生は度し難し

読み方

えん なき しゅじょう は どし がたし

意味

仏法に縁のない人は、いくら導こうとしても救うことが難しいという意味。転じて、助言や教えを受け入れる気のない人には、どれほど説いても通じず、力になりにくいことをいう。

由来

仏教語に由来する。「衆生」は生きとし生けるもの、「度す」は迷いの岸から悟りの岸へ渡して救うこと。「縁」がなければ仏の教えにも出会えず救いにくいという考えから生まれた。日本での成立年・初出は未詳だが、仏教伝来後、遅くとも中世から近世にかけてことわざ化したと考えられる。

備考

仏教色が強く、相手を「救いようがない」と見下す響きもあるため、本人に直接使うと失礼になりやすい表現。

例文

  • 何度説明しても耳を貸さない彼には、縁なき衆生は度し難しだと思うしかない。
  • 親身に忠告したが、本人が変わる気がないのなら縁なき衆生は度し難しである。
  • 詐欺だと教えても信じ込んでいる友人を見て、縁なき衆生は度し難しという言葉を思い出した。
  • 先生は最後まで諭したが、縁なき衆生は度し難しで、彼は授業を聞こうとしなかった。
  • いくら良い本を勧めても読まない人には、縁なき衆生は度し難しと言いたくなる。

類義語

  • 馬の耳に念仏
  • 犬に論語
  • 糠に釘
  • 暖簾に腕押し

対義語

  • 有縁の衆生は度し易し

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