粋が身を食う
読み方
すい が み を くう意味
遊里や流行、しゃれた遊びに通じた「粋人」であろうとしすぎると、金や時間を浪費し、かえって生活や身の上を損なうということ。見栄や遊興への深入りを戒めることわざ。由来
正確な初出年は不明。江戸時代(17〜19世紀)の町人文化や遊里文化の中で、「粋(すい)」が遊びや人情に通じた洗練を表す語として広まり、粋を気取って遊興にふけると身代をつぶす、という戒めから生まれたとされる。備考
「粋」はここでは「いき」よりも「すい」と読み、遊里や通人文化に通じた洗練を指す。現代ではやや古風で、遊興・見栄・浪費への戒めとして使う。例文
- 若いころは遊び上手を自慢していたが、借金だらけになり、まさに粋が身を食う結果になった。
- 高い服や店に通うこと自体は悪くないが、収入を超えれば粋が身を食うというものだ。
- 彼は通人ぶって毎晩料亭に顔を出していたが、ついには家業まで傾き、粋が身を食うことになった。
- 趣味もほどほどなら人生を豊かにするが、見栄で続けると粋が身を食う。
- 祖父は『粋が身を食うから、遊びに金を使いすぎるな』とよく戒めていた。
類義語
- 粋は身を食う
- 道楽は身を滅ぼす
- 酒色は身を滅ぼす
- 身から出た錆
対義語
- 芸は身を助ける
- 芸が身を助ける