箸と主は太いがよい
読み方
はし と しゅう は ふとい が よい意味
箸は細いものより太くしっかりしたもののほうが使いやすく、仕える主人・雇い主も勢力や財力があって頼りになる人のほうがよい、というたとえ。身を寄せるなら、力や余裕のある相手を選ぶのが得だという意味。由来
江戸時代後期ごろに広まった上方系の「いろはかるた」の「は」の札として知られる句。正確な初出年は不明。「太い」は箸の形状だけでなく、主人の財力・度量・勢力が大きいことを掛けている。備考
古風な表現で日常会話ではあまり使われない。「主」は「しゅう」と読み、主人・雇い主の意。権力や大組織に寄る処世訓として批判的に使われることもある。例文
- 就職先を選ぶなら、箸と主は太いがよいで、経営基盤のしっかりした会社に入ったほうが安心だ。
- 小さな取引先も大切だが、長く商売を続けるには箸と主は太いがよいという考え方もある。
- 師匠を探している弟子に、祖父は「箸と主は太いがよい、面倒見のよい大先生の門をたたきなさい」と助言した。
- 彼は独立する前、箸と主は太いがよいと考えて、大手企業で経験と人脈を積むことにした。
- 資金力のあるスポンサーを選んだのは、まさに箸と主は太いがよいという判断だった。
類義語
- 寄らば大樹の陰
- 立ち寄らば大木の陰
- 大きな傘の下に入る
- 長い物には巻かれろ
対義語
- 箸と主は細いがよい