笛吹けども踊らず
読み方
ふえ ふけども おどらず意味
こちらが熱心に誘ったり働きかけたりしても、相手が反応せず、期待どおりに動かないこと。計画や呼びかけをしても人々が応じず、盛り上がらない状況を表す。由来
新約聖書「マタイによる福音書」11章17節などの「笛を吹いたのに踊らなかった」に由来する。原典の成立は1世紀ごろ、日本では明治期(19世紀後半)の聖書翻訳を通じて広まったとされる。備考
聖書由来の表現だが、日本語では宗教色を意識せず使われることが多い。やや硬めで、新聞・評論・ビジネス文脈にも合う。例文
- 市が大々的にキャンペーンを始めたが、参加者は少なく、まさに笛吹けども踊らずだった。
- 上司が新しい提案制度を作っても、社員は笛吹けども踊らずで、応募はほとんど集まらなかった。
- 商店街が夏祭りを企画したものの、住民の関心は薄く、笛吹けども踊らずの結果に終わった。
- 先生が読書週間を盛り上げようとしたが、生徒たちは笛吹けども踊らずで図書室に来なかった。
- 割引券を配って集客を狙ったが、客足は伸びず、笛吹けども踊らずという感じだった。
類義語
- 馬の耳に念仏
- 梨の礫
- 猫に小判
- 糠に釘
- 暖簾に腕押し
対義語
- 打てば響く
- 笛吹けば踊る
- 呼べば応える