笑う顔には矢立たず
読み方
わらう かお には や たたず意味
いつもにこやかで穏やかな顔つきでいる人には、相手も攻撃したり害を加えたりしにくく、争いが起こりにくいというたとえ。笑顔は人の心を和らげ、敵意や悪意を遠ざけるという教え。由来
武器の「矢」は人を傷つける攻撃の象徴で、「矢が立たない」は矢が向けられない・刺さらない意。にこやかな表情には攻撃心が起こりにくいことを説く。成立年代は諸説あるが、特定の初出(年・書名)ははっきりしない。江戸期の教訓的表現として広まったとされることが多い。備考
「矢立たず」は「矢が立たない(向けられない)」の意。相手を軽んじた作り笑いでは逆効果。対人関係・交渉の心得として用いられる。例文
- 取引先が強硬でも、まず笑う顔には矢立たずで丁寧に応対しよう。
- 彼はどんな時も笑顔を忘れない。まさに笑う顔には矢立たずだ。
- クレーム対応は難しいが、笑う顔には矢立たずと言うし、落ち着いて話を聞いた。
- 新人が緊張していたので、「笑う顔には矢立たずだよ」と声をかけた。
- 家庭でも職場でも、笑う顔には矢立たずを心がけると雰囲気が良くなる。
類義語
- 笑う門には福来る
- 和顔愛語
- 愛嬌は身を助く
- 人の和は宝
- 柔和は徳の根
対義語
- 泣きっ面に蜂
- 怒り心頭に発する
- 険しい顔には矢立つ(対義的表現として)