立つ鳥跡を濁さず
読み方
たつとりあとをにごさず
意味
その場を去るときや物事を終えるときは、あとに迷惑や悪い印象を残さず、きれいに後始末をして立ち去るべきだというたとえ。退職・引っ越し・関係の解消など、別れ際の態度や片付けを戒める言葉。
由来
水鳥などが飛び立つとき、水面をかき乱して濁らせずに静かに去る、という情景にたとえた表現。成立した正確な年や初出は不明だが、近世以降のことわざとして広く用いられてきたとされる。
備考
「立つ鳥」は去る人のたとえ。職場・学校・人間関係など、去り際の礼儀や後始末を促す場面でよく使う。説教調になりやすいので言い方に注意。
例文
- 退職するなら、立つ鳥跡を濁さずで、引き継ぎと挨拶はきちんとしておこう。
- 引っ越し前に部屋を掃除して、立つ鳥跡を濁さずを実践した。
- 別れると決めた以上、立つ鳥跡を濁さず、相手を責めずに話を終えた。
- プロジェクト終了後の資料整理までしてこそ、立つ鳥跡を濁さずだ。
- 文句を言い散らして去るのはみっともない。立つ鳥跡を濁さずで行こう。
類義語
- 去り際は美しく
- 終わりよければすべてよし
- 有終の美を飾る
対義語
- 立つ鳥跡を濁す
- 後腐れを残す
- 後始末をしない