窮鼠猫をかむ
読み方
きゅうそねこをかむ
意味
追い詰められて逃げ場がなくなると、弱い者でも必死になって強い者に反撃し、思わぬ力を発揮することのたとえ。弱者の逆襲や、窮地での捨て身の抵抗をいう。
由来
猫に追われて窮地に陥った鼠(ねずみ)でも、最後には猫に噛みついて抵抗する、という情景から生まれたことわざ。中国の古い故事に由来するとされるが、成立した正確な年代・時代は不詳。日本では近世以降に一般化したといわれる。
備考
「窮鼠」は追い詰められた鼠の意。表記は「噛む」も一般的。弱者の反撃を肯定的に言う場合もあれば、追い詰められた側の危険性への警告としても使う。
例文
- 普段はおとなしい彼も、窮鼠猫をかむで上司に言い返した。
- 追い詰められたチームが窮鼠猫をかむ勢いで逆転した。
- 彼女は窮鼠猫をかむ思いで、最後の面接に全てを懸けた。
- 弱いと思って油断していると、窮鼠猫をかむこともある。
- 窮鼠猫をかむとはいえ、無謀な反撃は状況を悪化させかねない。
類義語
- 窮鼠猫を噛む
- 背水の陣
- 捨て身の一撃
- 火事場の馬鹿力
対義語
- 余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)
- 泰然自若(たいぜんじじゃく)