窮すれば通ず
読み方
きゅうすれば つうず意味
行き詰まってどうにもならないように見える状況でも、知恵を絞って変化や工夫をすれば、やがて打開の道が開けるということ。追い込まれたときほど、かえって活路が見つかるという励ましの意味で使う。由来
中国古典『易経』の「窮まれば則ち変じ、変ずれば則ち通じ、通ずれば則ち久し」に由来する。『易経』は古代中国に成立した書で、この句は戦国時代末~前漢初期(紀元前3~2世紀ごろ)までに形づくられたと考えられる。日本ではこの一節を縮めて、ことわざとして用いる。備考
単なる楽観論ではなく、「行き詰まれば変化が生まれ、そこから道が開ける」という含みがある。全文の「窮すれば変ず、変ずれば通ず」で言うことも多い。例文
- 新規事業は赤字続きだったが、窮すれば通ずで発想を転換した結果、海外市場で成功した。
- 受験直前に体調を崩して焦ったが、窮すれば通ずというように勉強法を見直したら成績が伸びた。
- 資金繰りに行き詰まった会社も、窮すれば通ずで不要な事業を整理して立て直した。
- 山道で道に迷ったときも、窮すれば通ずと思って冷静に地図を確認したら下山ルートが見つかった。
- 彼は『窮すれば通ず』だよと仲間を励まし、最後まで解決策を探し続けた。
類義語
- 窮すれば変ず
- 災い転じて福となす
- 捨てる神あれば拾う神あり
対義語
- 八方塞がり
- 万策尽きる
- 貧すれば鈍する