窮すれば通ず
読み方
きゅうすればつうず
意味
追い詰められて行き詰まったように見えても、工夫や覚悟が生まれて活路が開け、事態が好転することがある、という意味。困難が極まるほど人は知恵を出し、道が通じるという教え。
由来
『易経』の「窮すれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し」(窮すれば変ず…)に由来するとされる。中国古典由来で、日本での定着時期は明確な年代は不詳だが、漢籍受容が進んだ中世以降に広く用いられるようになったと考えられる。
備考
「窮すれば通ずる」とも言う。追い詰められれば必ず成功するという保証ではなく、困難が転機になり得るという含意。励ましや状況説明に用いる。
例文
- 資金繰りが限界だったが、窮すれば通ずで新しい取引先が見つかった。
- 締め切り前日にトラブルが起きたが、窮すれば通ずで一晩で代案を仕上げた。
- もう無理だと思ったときこそ、窮すれば通ずという言葉を思い出せ。
- 追い込まれてからの集中力はすごい。窮すれば通ずだね。
- 窮すれば通ずとはいえ、普段から備えておくに越したことはない。
類義語
- 窮すれば通ずる
- 背水の陣
- 火事場の馬鹿力
- 必要は発明の母
対義語
- 順風満帆
- 万事順調
- 余裕綽々