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空腹にまずい物なし

読み方

くうふく に まずい もの なし

意味

ひどく腹が減っているときは、どんな食べ物でもおいしく感じられ、まずいと思うものはないという意味。転じて、必要に迫られていると細かな好みや不満を言わず、与えられたものをありがたく受け入れるというたとえにも用いられる。

由来

正確な初出や成立年代は不詳。空腹になると味の良し悪しにこだわらなくなるという庶民の生活経験から生まれた言い回しで、「空き腹にまずい物なし」「ひもじい時にまずい物なし」などの類形とともに伝わる。近世以前からの口承的なことわざと考えられるが、年代は特定できない。

備考

日常会話で使える素朴なことわざ。食べ物の味についてだけでなく、切実に必要な状況では選り好みしない、という比喩にも使われる。

例文

  • 山頂で食べた冷たいおにぎりが信じられないほどおいしく、まさに空腹にまずい物なしだった。
  • 徹夜明けで何も食べていなかったので、駅の立ち食いそばでも空腹にまずい物なしと感じた。
  • 子どもたちは運動会の後、普段は残す野菜まで平らげた。空腹にまずい物なしだね。
  • 贅沢を言わずに出された弁当を食べなさい。朝から働きづめなら、空腹にまずい物なしだよ。
  • 旅行先で店が見つからずコンビニのパンで済ませたが、歩き回った後だったので空腹にまずい物なしだった。

類義語

  • 空き腹にまずい物なし
  • ひもじい時にまずい物なし
  • 飢えては食を択ばず
  • 空腹は最高の調味料

対義語

  • 満腹にうまい物なし

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