積悪の家には必ず余殃あり
読み方
せきあく の いえ に は かならず よおう あり意味
悪事を重ねた家には、その報いとして本人だけでなく子孫や家全体にまで災いが及ぶ、という意味。悪い行いは一時的に隠せても、やがて不幸な結果を招くという戒めを表す。由来
中国の古典『易経』坤卦・文言伝の「積善之家、必有余慶。積不善之家、必有余殃」に由来する。成立時期は周代から戦国時代にかけてとされるが、厳密な年代は不詳。日本では漢籍の受容を通じて古くから教訓句として用いられた。備考
文語的で硬い表現。日常会話よりも、教訓・評論・歴史的叙述などで使われる。対句の「積善の家には必ず余慶あり」とともに覚えるとよい。例文
- 不正な商売で財を成しても、積悪の家には必ず余殃ありで、いずれ信用を失うだろう。
- 祖父の代から人をだましてきた一族が没落したと聞き、積悪の家には必ず余殃ありという言葉を思い出した。
- 目先の利益のために環境を壊し続ければ、積悪の家には必ず余殃ありで、次の世代が苦しむことになる。
- 彼は『誰にも見つからない』と言うが、積悪の家には必ず余殃あり、悪事は必ずどこかで報いを受ける。
- 会社ぐるみの隠蔽が明るみに出たとき、まさに積悪の家には必ず余殃ありだと感じた。
類義語
- 積不善の家には必ず余殃あり
- 悪因悪果
- 因果応報
- 自業自得
- 身から出た錆
対義語
- 積善の家には必ず余慶あり
- 善因善果
- 陰徳あれば陽報あり