禍福は糾える縄のごとし
読み方
かふく は あざなえる なわ の ごとし意味
禍(わざわい)と福(しあわせ)は、縄をより合わせるように交互に入り混じって起こり、どちらか一方だけが続くことは少ないというたとえ。今の不幸が後の幸運につながることも、逆もあるので、一喜一憂しすぎず心構えを持てという教え。由来
出典は中国の古典(『淮南子』など)に見える「禍福相糾(かふくあいきゅう)」(禍と福はより合わさる)の思想に由来するとされる。日本では漢文素養が広まった中世〜近世にかけて受容・定着したと考えられるが、特定の成立年は不詳。備考
漢語的で改まった表現。会話では「人間万事塞翁が馬」「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」の方が口語的。表記は「糾える/綯える」「ごとし/如し」など揺れがある。例文
- 失敗して落ち込むな。禍福は糾える縄のごとしで、次のチャンスにつながるかもしれない。
- 昇進した直後に体調を崩したが、禍福は糾える縄のごとしだと痛感した。
- 景気が良い時ほど油断するな。禍福は糾える縄のごとしと言うだろう。
- あの時の転職は不安だったが、結果的に良縁に恵まれた。禍福は糾える縄のごとしだ。
- 勝っても驕らず、負けても腐らず――禍福は糾える縄のごとしだからね。
類義語
- 人間万事塞翁が馬
- 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
- 苦あれば楽あり
- 楽あれば苦あり
- 禍福は糾える縄の如し
対義語
- 禍福はあざなえる縄のごとし(※反対語というより対概念)