礼も過ぎれば無礼になる
読み方
れい も すぎれば むれい に なる意味
礼儀や丁寧さも、度を越してしまうとかえって相手に不快感を与えたり、遠慮やへりくだりがわざとらしく見えたりして、無礼にあたることがある、という意味。何事も適度が大切だという戒め。由来
「礼」も「無礼」も儒教的な礼法・礼節の考え方に根ざす語で、礼を重んじる社会の中で「過度の礼はかえって失礼になる」という経験則として生まれた表現とされる。成立の正確な年代は不詳だが、礼法が社会規範として整った近世(江戸時代)以降に広く言い習わされたと考えられる。備考
相手への配慮でも「やり過ぎ」は逆効果、という場面で用いる。謝罪・お礼・接待など対人場面で使われやすい。目上に対しても「過度は失礼」と諭す言い方。例文
- 何度も頭を下げ続けると、礼も過ぎれば無礼になるから、ここで切り上げよう。
- 謝罪メールを長文で何通も送るのは、礼も過ぎれば無礼になる場合がある。
- 相手の断りを無視して贈り物を押しつけるのは、礼も過ぎれば無礼になるよ。
- 丁寧語を重ね過ぎると距離を感じさせる。礼も過ぎれば無礼になるということだ。
- 会食で過剰に取り分けたり世話を焼いたりすると、礼も過ぎれば無礼になることがある。
類義語
- 過ぎたるは及ばざるが如し
- 過ぎたるはなお及ばざるがごとし
- 度を越す
- やり過ぎ
- 行き過ぎ
対義語
- 礼に始まり礼に終わる
- 礼儀正しい
- 度をわきまえる