石を投げて玉を引く
読み方
いし を なげて たま を ひく意味
小さな犠牲や損をしても、それ以上に大きな利益や幸運を得ることのたとえ。思い切って差し出したものが、結果的に大きな見返りとなって返ってくる、という意味で用いる。由来
中国の故事・古典に由来するとされる表現で、石のような価値の低いものを投げて、玉(宝石)のような価値の高いものを得る、という対比から成り立つ。日本での成立年代・初出の時期ははっきりしない。備考
「石(安い)/玉(高価)」の対比で“少を捨てて多を得る”意。金銭以外(労力・譲歩・謝罪など)にも使える。やや硬い言い方。例文
- 手土産は簡単な菓子だけだったのに、先方から高価な名産を頂いて、まさに石を投げて玉を引く結果になった。
- 小さな広告を出しただけで大口の契約が決まり、石を投げて玉を引く思いだ。
- 勇気を出して謝りに行ったら、かえって信頼が深まった。石を投げて玉を引くとはこのことだ。
- 少し損を覚悟で値引きしたら常連になってくれたので、石を投げて玉を引いたようなものだ。
- 手伝いに行っただけなのに、貴重な助言をもらえた。石を投げて玉を引く経験だった。
類義語
- 損して得取れ
- 捨てる神あれば拾う神あり
- 禍を転じて福となす
- 怪我の功名
対義語
- 石を投げて石を引く
- 損して得取れ(※反意の場面で用いられることがある)