漢字辞典.com

知らぬ存ぜぬ

読み方

しらぬ ぞんぜぬ

意味

「知らない」「関知しない」と強く言い張って、責任や関与を否定する言い回し。実際には知っている・関わっている可能性があっても、しらを切って突っぱねるニュアンスで用いられる。

由来

「知らぬ」は古風な否定(知らない)、「存ぜぬ」は謙譲語「存ず」の否定(存じない)で、二つを重ねて強い否定を表す。成句としての成立時期は特定しにくく、江戸期の口語・芝居言葉などでの用例が背景にあるとされるが、正確な年代は不明。

備考

慣用的な言い回しで、非難・皮肉を込めて使われやすい。丁寧語ではなく硬め・古風な響き。単独で「知らぬ存ぜぬ!」と強く言うこともある。

例文

  • その件は部下がやったことで、私は知らぬ存ぜぬで通した。
  • 証拠を突きつけられても、彼は最後まで知らぬ存ぜぬと言い張った。
  • 今さら知らぬ存ぜぬでは済まされないよ。
  • 会社は問題が起きると、いつも知らぬ存ぜぬの態度を取る。
  • そんな大事なことを、知らぬ存ぜぬで逃げるつもり?

類義語

  • 知らんぷり
  • しらを切る
  • とぼける
  • 頬かむり
  • 関知しない
  • 存じません

対義語

  • 認める
  • 白状する
  • 自白する
  • 関与を認める
  • 責任を取る

このことわざに含まれる漢字