相手のない喧嘩はできぬ
読み方
あいてのない けんかは できぬ意味
喧嘩や争いは、一人だけでは成り立たず、相手が応じて初めて起こるということ。そこから、相手の挑発に乗らなければ争いは大きくならない、また、もめ事には多くの場合、双方に何らかの関わりがあるという戒めとして用いられる。由来
正確な初出は未詳だが、近世にはすでに広く使われていたと考えられ、少なくとも江戸時代には定着していたとされる。喧嘩は相手が応じてこそ成立するという、日常経験に基づいて生まれた教訓的なことわざ。備考
「できぬ」は古風な言い方で、現代語では「できない」。相手の挑発に乗らず争いを避ける勧めとしても、争いは双方に原因があると見る言い方としても使う。例文
- 彼が挑発してきても、相手のない喧嘩はできぬというし、落ち着いて無視しよう。
- 口論になりかけたが、先生が『相手のない喧嘩はできぬ』と言って双方をなだめた。
- ネット上でも相手のない喧嘩はできぬのだから、挑発に反応しなければ炎上は広がりにくい。
- 子どもたちの争いを見て、母は相手のない喧嘩はできぬと諭し、まず自分の態度を振り返らせた。
- 取引先との対立では、相手のない喧嘩はできぬという言葉を思い出し、感情的な返答を控えた。
類義語
- 相手なければ喧嘩なし
- 一人では喧嘩はできぬ
- 喧嘩は両成敗