盲蛇に怖じず
読み方
めくらへび に おじず意味
物事の恐ろしさや相手の実力を知らない者は、かえって恐れず大胆にふるまうというたとえ。知識や経験がないため、危険を危険とも思わず無鉄砲に行動する場合にいう。由来
成立年は未詳。少なくとも近世には用例が見られるとされる。「盲蛇」は目が見えない、または視力の弱い蛇の意で、相手や危険を見分けられないため恐れないという見立てから、危険を知らぬ者の無鉄砲さをたとえた。備考
「盲(めくら)」は現在では差別的と受け取られることがある語で、日常会話では避けられがち。ことわざとしては辞書に載るが、使用場面には配慮が必要。例文
- 相手企業の規模も知らずに強気の条件を出すなんて、まさに盲蛇に怖じずだ。
- 危険な海に装備もなく飛び込む彼の様子は、盲蛇に怖じずというほかない。
- 新人は業界の慣習を知らないぶん、盲蛇に怖じずで大胆な提案をした。
- 敵の実力を見誤って攻め込むのは、盲蛇に怖じずの無鉄砲さだ。
- 子どもは火の怖さを知らず、盲蛇に怖じずで近づいてしまうことがある。
類義語
- 怖いもの知らず
- 無知の勇
- 向こう見ず
- 無鉄砲
対義語
- 石橋を叩いて渡る
- 君子危うきに近寄らず
- 転ばぬ先の杖
- 用心に越したことはない