百も承知
読み方
ひゃく も しょうち意味
「十分にわかっている」「事情や結果を最初からよく理解している」という意味。相手の説明や忠告に対して、理解・納得していることを強調して言う。しばしば「百も承知だが…」の形で、理解していてもなお別の事情があることを続ける。由来
「百」は数の多さ・十分さを表す慣用的な誇張で、「承知(しょうち)」は理解して受け入れること。江戸期の口語表現として定着したとされるが、初出の正確な年・典拠は不明。後に「百も承知」「百も承知の上」などの形で広く用いられるようになった。備考
口語でよく使う強調表現。「百も承知の上(で)」が定型。目上にはやや強く響くため、丁寧に言うなら「承知しております」。例文
- 危険なのは百も承知だが、やらなければならない。
- そんなことは百も承知だ。今は別の解決策を探している。
- 彼が頑固だというのは百も承知の上で、あえて頼みに行った。
- 遅れると怒られるのは百も承知で、電車を待つことにした。
- 注意される前から百も承知していたので、すぐに謝った。
類義語
- 重々承知
- 先刻承知
- 承知の上
- わかりきっている
- 言われなくてもわかっている
対義語
- 寝耳に水
- 青天の霹靂
- 初耳