痩せ腕にも骨
読み方
やせうで にも ほね意味
見た目には弱々しく力がなさそうな者にも、意地・気骨・誇りがあり、むやみに侮ってはいけないという意味。弱者にも譲れない筋や抵抗する力があることをたとえる。由来
細く痩せた腕でも中には硬い骨が通っている、という身体の事実をたとえにした表現。弱そうに見える人にも芯の強さがあるという意味に転じた。成立した正確な年代は不明だが、近世以降のことわざ・俗諺として用例が見られる。備考
やや古風な言い方。「痩せ腕にも骨がある」とも言う。相手を励ます文脈で使えるが、人を「弱そう」と見る前提を含むため使い方に注意。例文
- 彼はおとなしいが、理不尽な要求にははっきり反対した。まさに痩せ腕にも骨だ。
- 小さな町工場だからと侮っていたら、独自技術で大企業に勝った。痩せ腕にも骨とはこのことだ。
- 新人だから何でも言うことを聞くと思ったら大間違いだよ。痩せ腕にも骨で、彼女にも譲れない信念がある。
- 相手チームは人数も少なく体格も劣っていたが、最後まで粘り抜いた。痩せ腕にも骨だと思った。
- 父は年老いて痩せたが、家族を守るという気概は失っていない。痩せ腕にも骨である。
類義語
- 一寸の虫にも五分の魂
- 痩せても枯れても
- 小さくとも針は呑まれぬ
- 弱い者にも意地がある
対義語
- 長い物には巻かれろ
- 泣く子と地頭には勝てぬ
- 寄らば大樹の陰