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病は癒ゆるに怠る

読み方

やまい は いゆる に おこたる

意味

病気は治りかけた時ほど安心して養生を怠りがちで、そのために再発したり悪化したりしやすいという戒め。物事が順調に進み始めた時こそ、油断せず最後まで慎重にするべきだという意味にも用いられる。

由来

出典・成立年は未詳。古くから日本で伝えられてきた俗諺とされ、病気の回復期に油断して無理をするとぶり返しやすいという生活上の経験から生まれた言い回し。近世以前からの養生訓的な考え方を背景にしていると考えられるが、正確な時代は不明。

備考

「癒ゆる」は古風な表現で、現代語では「治りかける」に近い。病気以外にも、物事が好転した時の油断を戒める比喩として使える。

例文

  • 熱が下がったからといってすぐ遊びに行くのはよくない。病は癒ゆるに怠るというだろう。
  • 退院したばかりなのだから、病は癒ゆるに怠ると思って、しばらくは無理をしないほうがいい。
  • 風邪が治りかけた時に徹夜をして、結局また寝込んでしまった。まさに病は癒ゆるに怠るだ。
  • リハビリが順調だからこそ、病は癒ゆるに怠るの言葉を忘れず、医師の指示を守りたい。
  • プロジェクトも終盤で気が緩みやすいが、病は癒ゆるに怠るというように、最後まで確認を怠ってはいけない。

類義語

  • 油断大敵
  • 治り際が肝心
  • 勝って兜の緒を締めよ
  • 転ばぬ先の杖
  • 用心に越したことはない

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