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生まれぬ先の襁褓定め

読み方

うまれぬ さき の むつき さだめ

意味

物事がまだ実現していない、または見通しも立っていないうちから、早々と準備や計画を決めてしまうこと。特に、先走って細かな手配をする愚かさや、結果が出る前にあれこれ当て込む軽率さを戒めることわざ。

由来

「襁褓(むつき)」は乳児のおむつ・産着のこと。まだ子が生まれてもいないのに、そのおむつを決めるというたとえから生まれた。成立年は不詳だが、近世以降に用いられた古い言い回しとされ、江戸時代のことわざ資料にも類似表現が見られる。

備考

「襁褓」は現代では難読・古風な語で、日常会話ではほとんど使われない。文章語・ことわざとして理解される表現。

例文

  • まだ採用されるか分からないのに、入社後の席順まで考えるのは生まれぬ先の襁褓定めだ。
  • 店を出す資金も集まっていない段階で制服の色を決めるなんて、生まれぬ先の襁褓定めではないか。
  • 合格発表の前から下宿先を契約するのは、生まれぬ先の襁褓定めになりかねない。
  • 企画が通るかどうかも未定なのに宣伝文句を作り込むのは、生まれぬ先の襁褓定めだと思う。
  • 結婚の話も出ていないのに子どもの名前を決めて盛り上がるとは、まさに生まれぬ先の襁褓定めだ。

類義語

  • 捕らぬ狸の皮算用
  • 飛ぶ鳥の献立
  • 儲けぬ前の胸算用
  • 机上の空論

対義語

  • 転ばぬ先の杖
  • 備えあれば憂いなし
  • 用意周到

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