生き馬の目を抜く
読み方
いきうま の め を ぬく意味
油断のならない世の中や商売の世界で、ほんの一瞬のすきも見せれば、たちまち人にだまされたり利益を奪われたりするほど、競争が激しく抜け目がないことのたとえ。由来
江戸時代の商人社会で用いられたとされるが、正確な成立年は不明。生きて動いている馬の目からさえ抜き取るという誇張表現で、「信じられないほど素早く、抜け目なくだます・奪う」ことを強調した言い回しとして定着した。備考
主に「生き馬の目を抜く世界」の形で、競争が過酷で油断できない状況を言う。話し言葉では「生き馬の目を抜くような〜」とも。人を手放しに称賛するより警戒・批判の含みが出やすい。例文
- あの業界は生き馬の目を抜く世界だから、契約書は細部まで確認したほうがいい。
- 新人のうちは、生き馬の目を抜くような駆け引きに巻き込まれないように慎重に動け。
- 相場は生き馬の目を抜く勢いで変わるので、情報収集が欠かせない。
- 彼は生き馬の目を抜く商売人だと聞いていたが、実際に会うと手強かった。
- 生き馬の目を抜く場所で生き残るには、誠実さだけでなく判断の速さも必要だ。
類義語
- 弱肉強食
- 魑魅魍魎の世界
- 油断大敵
- 一寸先は闇
- 抜け目がない
対義語
- 正直者が馬鹿を見ない
- 君子豹変す(※対義としては弱い)
- のんびり構える