瓦の上の霜
読み方
かわら のうえ の しも意味
瓦の上に降りた霜は、朝日が出ればすぐに溶けて消えることから、物事がはかなく長続きしないこと、または一時的で当てにならない状態のたとえ。地位・勢い・関係などが短期間で失われやすいことにもいう。由来
「瓦」は屋根瓦で、冬の朝に瓦の上に付いた霜がすぐ消える自然観察に基づく比喩。いつ頃成立したかは明確でないが、江戸時代以降のことわざ集・随筆類に見えるとされる。備考
「はかない」「一時的」をやや古風に言う表現。人の心や人気・権勢など、移ろいやすいものに用いる。現代では使用頻度は高くない。例文
- 人気など瓦の上の霜で、いつ消えるかわからない。
- 好景気は瓦の上の霜だったと後になって気づいた。
- あの約束は瓦の上の霜のように、朝になれば消えてしまった。
- 権力は瓦の上の霜、慢心すれば一夜で失う。
- 熱に浮かされた決意は瓦の上の霜だから、冷静に考え直しなさい。
類義語
- 朝露のごとし
- 泡沫の夢
- 蜉蝣の命
- 夢幻泡影
- 露と消える
対義語
- 石の上にも三年
- 末永く
- 長続きする