猫の首に鈴を付ける
読み方
ねこのくびにすずをつける
意味
危険や困難を伴うが皆のために必要なこと(例:猫に鈴を付けて居場所を知らせる)を、誰が実行するのかという問題を表す。案は出るが実行者がいない状況や、言うは易く行うは難しのたとえ。
由来
西洋の寓話(イソップ寓話系の「Belling the Cat」)に由来するとされる。日本での定着時期は諸説あるが、正確な初出年・時代は不明。ねずみたちが猫対策として「猫の首に鈴を付けよう」と相談するが、誰も実行できない筋から来る。
備考
「猫に鈴を付ける」とも言う。多くは“実行者不在”を皮肉る文脈で用い、実際に引き受けた人を称える用法もある。
例文
- 会議では改革案が次々出たが、猫の首に鈴を付ける役を引き受ける人がいなかった。
- 不正を告発するのは正しいが、猫の首に鈴を付けるのは簡単じゃない。
- 新システムへの移行は必要だとしても、猫の首に鈴を付ける担当を決めないと進まない。
- みんなが賛成しているのに実行段階で止まるのは、まさに猫の首に鈴を付ける話だ。
- 彼はリスクを承知で動いた。猫の首に鈴を付ける人が現れたおかげで状況が変わった。
類義語
- 猫に鈴を付ける
- 言うは易く行うは難し
- 机上の空論
- 絵に描いた餅
対義語
- 言うは易く行うは難し(※反対というより近接)
- 率先垂範
- 先んずれば人を制す