猫に小判
読み方
ねこにこばん
意味
価値のわからない者に高価な物や立派な教えを与えても、何の役にも立たず無駄になることのたとえ。相手の理解力・関心に合わない贈り物や助言が空回りする場合にもいう。
由来
猫は小判の価値を理解できず、与えても喜ばないという発想から生まれたたとえ。成立年代は明確ではないが、江戸時代には広く用いられていたとされる(正確な初出年は不詳)。
備考
相手を見下す響きになりやすいので、面と向かって使うのは注意。贈り物・助言・教育など「価値が伝わらない」場面で用いる。
例文
- 彼に高級ワインを贈っても味がわからないなら、猫に小判だよ。
- いくら丁寧に説明しても聞く気がない相手には猫に小判になる。
- 最新の機材を入れても使いこなせない部署では猫に小判だ。
- 子どもに難しい哲学書を渡しても猫に小判だろう。
- その助言は的確だが、本人が変わる気がないなら猫に小判だ。
類義語
- 豚に真珠
- 馬の耳に念仏
- 犬に論語
- 兎に祭文
対義語
- 猫に鰹節
- 鬼に金棒
- 渡りに船