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猟犬も老いればむしろに伏す

読み方

りょうけん も おいれば むしろに ふす

意味

猟犬のように有能だった者でも、年を取って力が衰えると役に立たなくなり、粗末に扱われたり隅に追いやられたりするというたとえ。盛んな時と衰えた後の境遇の落差、無常さを言う。

由来

出典は中国の古典(詳細不詳)に由来するとされ、日本では江戸時代頃までに諺として定着したといわれるが、成立年は明確ではない。「猟犬」は狩りで働く犬、「むしろ」は藁で編んだ敷物で、働けなくなった犬がむしろの上に伏す=用済みになり粗末にされる意を表す。

備考

やや古風で、人物の老衰・失脚・用済みを嘆く文脈で用いる。目上や現役の人への直接の評価としては失礼になり得るため注意。

例文

  • 第一線で活躍した彼も、引退後は呼ばれなくなった。猟犬も老いればむしろに伏すとはこのことだ。
  • 会社に貢献してきた人ほど、定年後に扱いが冷たくなることがある。猟犬も老いればむしろに伏す、だね。
  • 昔は腕利きの職人だったが、今は仕事も減った。猟犬も老いればむしろに伏すと嘆いている。
  • 栄華を誇った選手が怪我で戦力外になった。猟犬も老いればむしろに伏す現実は厳しい。
  • 功績を忘れず敬意を払いたい。猟犬も老いればむしろに伏すような扱いはしたくない。

類義語

  • 人間万事塞翁が馬
  • 盛者必衰
  • 驕る平家は久しからず
  • 栄枯盛衰

対義語

  • 老いてますます盛ん
  • 鶴は千年、亀は万年

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