狐につままれる
読み方
きつね に つままれる意味
思いがけない出来事に出会って、何が起こったのか分からず、きつねに化かされたように呆然としている状態をいう。突然の失敗や不運、周囲の説明がつかない状況に対して「腑に落ちない」「現実感がない」という気持ちを表す。由来
昔話や民間伝承で、狐は人を化かして道に迷わせたり幻を見せたりする存在として語られてきたことに由来する。具体的に成立した年や時代は不明だが、近世以前からの「狐に化かされる」という観念を背景に口語表現として定着したとされる。備考
「狐に化かされる」と近い。原因不明で呆然とする場面に使うが、相手を非難するより自分の戸惑いを述べる用法が多い。表記は「狐につままれた(よう)」が一般的。例文
- 朝起きたら電車が全線運休で、狐につままれたような気分だった。
- 急に店が閉店していて、狐につままれた思いで立ち尽くした。
- 合格通知が届いたのに本人は狐につままれた顔をしていた。
- さっきまであったはずの書類が消えて、狐につままれたように探し回った。
- 説明もなく予定が変更され、皆狐につままれたように黙り込んだ。
類義語
- 狐に化かされる
- 寝耳に水
- 青天の霹靂
- 目が点になる
- 訳が分からない
対義語
- 合点がいく
- 腑に落ちる
- 事情が分かる