狐と狸の化かし合い
読み方
きつね と たぬき の ばかしあい意味
ずる賢い者同士が、互いに相手をだまそうとして策略をめぐらせ合うこと。政治・商売・交渉などで、本心を隠して相手を出し抜こうとする状況を皮肉っていう。由来
狐も狸も人を化かす動物とされる日本の民間信仰に由来する。正確な成立年は不明。狐の変化譚は古代から見られ、狸の化け話も中世以降に広まり、近世・江戸期の怪談や滑稽文化の中で「狐」「狸」をだまし合う者の象徴として用いる感覚が定着した。備考
やや皮肉・批判的な表現。相手を「ずる賢い」と見る響きがあるため、本人に直接使うと失礼になりやすい。例文
- あの二社の価格交渉は、互いに本音を隠した狐と狸の化かし合いだった。
- 選挙前の連立協議は、政策よりも駆け引きが目立つ狐と狸の化かし合いになっている。
- 古参の営業同士の商談は、条件を少しずつ探る狐と狸の化かし合いのようだった。
- 相手もこちらの作戦を読んでいて、会議はまさに狐と狸の化かし合いだった。
- 口では協力すると言いながら裏では情報を集めており、狐と狸の化かし合いに巻き込まれた気分だ。
類義語
- 化かし合い
- 騙し合い
- 腹の探り合い
- 権謀術数
- 狸と狐の化かし合い
対義語
- 腹を割って話す
- 正々堂々
- 誠心誠意