犬も食わぬ
読み方
いぬもくわぬ
意味
夫婦げんかなど、身内のもめ事は外部の者が口を出しても無駄で、関わりたくないほどくだらない・みっともない、というたとえ。犬でさえ食べない(相手にしない)ほどのこと、の意。
由来
「犬も食わぬ」は江戸時代には用例が見られるとされるが、成立の正確な年代は不詳。犬が残飯でも食べる存在として捉えられていた一方で、「それすら食わない」ほど価値がない=取り合うに足りない、という比喩から「夫婦げんかは外から見ればくだらない」という意味に定着した。
備考
主に「夫婦げんか」にかかる慣用的表現。第三者が介入しない方がよい、という含みが強い。相手を見下す響きもあるため、面と向かっては注意。
例文
- 隣の夫婦げんかに首を突っ込むな、犬も食わぬって言うだろ。
- あの二人の言い争いは犬も食わぬ類いだから、放っておこう。
- 犬も食わぬことで部署が割れているのは情けない。
- 犬も食わぬ夫婦げんかが原因で、今日は家の空気が重い。
- SNSでの内輪もめは犬も食わぬ、見ている方が疲れるだけだ。
類義語
- 犬も食わない
- 犬もまたがない
- 犬も寄りつかない
対義語
- 犬も歩けば棒に当たる
- 犬も食えば棒に当たる