犬に仏
読み方
いぬに ほとけ意味
「犬に仏(いぬにほとけ)」は、犬に仏のありがたさや教えを説いても理解できないように、相手に理解力・関心がなく、ありがたみや価値が伝わらないことのたとえ。相手を選ばずに高尚な話や助言をしても無駄になる、という含みで使う。由来
成立時期ははっきりしない。仏(仏法・慈悲)の尊さと、犬がそれを理解できないという対比から生まれた比喩的表現で、近世以降に用例が見られるとされるが、正確な年代は不詳。仏教語彙を用いた教訓的な言い回しの一つ。備考
やや相手を見下す響きがあるため、面と向かっては避け、状況描写として用いるのが無難。近い表現に「猫に小判」「馬の耳に念仏」。例文
- 彼に芸術の良さを語っても犬に仏だよ。
- 何度注意しても改めないなんて、まさに犬に仏だ。
- 相手が聞く気ゼロなら、丁寧に説明しても犬に仏になりがちだ。
- 高価なワインの違いを説明しても、彼女には犬に仏かもしれない。
- 新人に基本を教えるのは大事だが、態度次第では犬に仏になってしまう。
類義語
- 猫に小判
- 馬の耳に念仏
- 豚に真珠
- 糠に釘
- 暖簾に腕押し
対義語
- 渡りに船
- 願ったり叶ったり
- 鬼に金棒