犬が西向きゃ尾は東
読み方
いぬが にしむきゃ おは ひがし意味
あまりにも当然で、わざわざ言うまでもないことのたとえ。結果や理屈が最初からはっきりしていて少しも意外性がない場合や、相手が当たり前のことを得意に言うのを、ややからかい気味に受けるときにも使う。由来
正確な初出年は不明だが、江戸時代後期(18〜19世紀)にはすでに使われていたとされる。犬が西を向けば、尾は反対側の東に来るという誰にでも分かる事実を、ことさらに言い立てた言い回しから生まれ、「あまりに当然で言うまでもない」という意味になった。備考
当然すぎる話を、少し皮肉やユーモアを込めて言う表現。古風でくだけた響きがあり、会話向きで、論文や公的文書ではあまり用いない。例文
- 寝不足なら集中できないなんて、犬が西向きゃ尾は東だ。
- 準備を怠れば失敗するのは犬が西向きゃ尾は東で、今さら驚く話ではない。
- 『練習しないと上達しない』なんて、犬が西向きゃ尾は東みたいなことを言っている。
- 大雨の予報が出ているのだから、試合の延期は犬が西向きゃ尾は東というものだ。
- 説明書を読まずに組み立てを間違えたのなら、時間がかかるのも犬が西向きゃ尾は東だよ。
類義語
- 火を見るよりも明らか
- 言わずもがな
- 自明の理
- 当たり前
対義語
- 五里霧中
- 海のものとも山のものともつかぬ
- 一寸先は闇