物には程がある
読み方
ものには ほどが ある意味
どんなことにも適切な限度や程度があり、それを超えると不快・迷惑・失敗の原因になるという意味。冗談、要求、欲張り、遠慮のなさなどが行き過ぎた相手をたしなめる時によく使う。由来
「物」は事柄全般、「程」は程度・限度を表す語で、直訳すれば「物事には限度がある」。特定の故事に由来するものではなく、生活上の戒めとして定着した表現。成立時期や初出は不詳で、近世以前から用いられたと考えられる。備考
相手を強くたしなめる響きがあるため、目上の人には直接使うと失礼になりやすい。日常会話では怒りやあきれを伴って使われることが多い。例文
- いくら親しい友人でも、毎晩深夜に電話するのは物には程がある。
- 冗談のつもりでも、人の失敗を何度もからかうなんて物には程があるよ。
- セールだからといって同じ服を十着も買うのは、物には程がある。
- 部下に急な残業を毎日頼むなんて、上司として物には程があると思う。
- 子どもを心配する気持ちは分かるが、行動を全部監視するのは物には程がある。
類義語
- 過ぎたるは猶及ばざるが如し
- 何事も程々に
- 度が過ぎる
- 限度がある
- 節度をわきまえる
対義語
- 多ければ多いほどよい
- 大は小を兼ねる