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牛に引かれて善光寺参り

読み方

うし に ひかれて ぜんこうじまいり

意味

自分の意思ではなく、他人や偶然のきっかけに導かれて物事を始めたのに、結果として思いがけない良い経験や信仰心の芽生えなど、良い方向へ至ること。消極的な動機からでも、縁によって善い結果に結びつくというたとえ。

由来

長野の善光寺に関わる民間説話に由来するとされる。牛に衣を引かれた(あるいは牛を追っていくうちに)女が善光寺にたどり着き参詣し、信心を得たという話が広まってことわざ化した。成立年代は特定しにくいが、中世以降(室町〜江戸期)に説話・信仰とともに広く流布したとされる。

備考

「善光寺参り」は長野・善光寺への参詣。消極的な動機や偶然の導きが、結果的に良い方向へ向かう意で用いる。皮肉ではなく、縁の不思議を語る文脈が多い。

例文

  • 最初は付き合いで参加したボランティアだったが、牛に引かれて善光寺参りで今では中心メンバーだ。
  • 転勤で地方に来たのがきっかけで、牛に引かれて善光寺参りのように新しい趣味が増えた。
  • 友人に誘われて行った講演会で視野が開けた。まさに牛に引かれて善光寺参りだね。
  • 渋々受けた仕事が評価されて昇進したのは、牛に引かれて善光寺参りだった。
  • 偶然入った店で師匠に出会った。牛に引かれて善光寺参りとはこのことだ。

類義語

  • 棚からぼた餅
  • 瓢箪から駒
  • 濡れ手で粟

対義語

  • 自発的に行動する
  • 主体的に動く

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