燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや
読み方
えんじゃく いずくんぞ こうこく の こころざし を しらんや意味
見識の狭い平凡な者には、英雄や大人物が抱く遠大な理想や計画は理解できない、という意味。小人物が大人物の志を量れないことのたとえで、周囲に夢や構想を笑われた場面などで用いられる。由来
中国前漢の歴史書『史記』「陳渉世家」(紀元前1世紀ごろ)に由来する。秦末、のちに反乱を起こす陳勝が、仲間に大志を笑われた際に述べた『燕雀安知鴻鵠之志』がもと。日本では漢文訓読で『燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや』と読む。備考
中国の故事成語で、現代ではやや硬く文語的。『安んぞ』は『いずくんぞ』と読む。相手を小人物扱いする響きがあるため、直接言うと高慢に受け取られやすい。例文
- 周囲に新規事業の計画を笑われた彼は、「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」と言って準備を続けた。
- 若い日の彼女は理解者に恵まれず、燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやという思いで勉学に打ち込んだ。
- この言葉は、燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや、すなわち小さな物差しでは大志を測れないことを戒めている。
- 批判にさらされても、社長は燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやの気概を失わなかった。
- 彼は仲間の嘲笑を受けるたび、燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんやと胸の内でつぶやいた。
類義語
- 夏虫氷を語らず
- 井の中の蛙大海を知らず
- 管を以て天を窺う
対義語
- 英雄は英雄を知る
- 惺惺相惜しむ